みんなの家(おうち)の理念
1.個人の尊厳を尊重される権利
職員は利用者一人ひとりの人権を尊重し、常に対等な立場で誠実に対応します。
2.個別ケアを受ける権利
職員は利用者の個別のニーズや希望の把握に努め、それに応じたサービス提供します。
3.質の高い安心できるサービスを受ける権利
職員は利用者の心の安定、残存能力・滞在能力の維持・開発に向けたサービスを提供します。
4.自己決定・自己選択する権利
職員は利用者個々の自己決定、自己選択する意思を最大限尊重します。
5.わかりやすい情報を受ける権利
職員は利用者が必要とする情報を、利用者がわかるような言葉や表現で伝えるよう最大限の努力をします。
6.質問・意見・苦情を表明する権利
職員は利用者からの質問、意見、苦情に対しては真摯に傾聴し、具体的に解決、改善を図っていきます。
7.プライバシーの保護に関する権利
職員は利用者の生活におけるプライバシーを守ります。また個人情報は守秘義務と情報の管理を徹底します。
8.地域社会で生活する権利
職員は利用者と地域社会とのつながりを維持し、社会資源についての情報を提供します。
9.響き合いながら仕事を全うする精神、『響働』を大切にします。
私たちは、多くの支えの中で育てられ、いまここにいます。その絆の中で、時代の中で、誰もが、その人にしか担うことのできない仕事を持っています。1人ひとり同じ目標に向かって協力し、響き合いながら仕事を全うする精神、『響働』を理念と致します。
10.職員のことを「先生」とは呼ばせません。
何処の施設でも、利用者・入所者さん達は、職員のことを「先生」と呼んでいます。「先生」を辞書をひくと、学問や技術・芸能を教える人。特に、学校の教師。師、匠。「国語の先生」「ピアノの先生」など。又は、師匠・医師・代議士など学識のある人。とある。これを見ても分かるように、グループホームや施設の職員のことを「先生」と呼んでいることは、「先生」の実態からは、ほど遠い。ということが見てとれると思います。先生と呼ぶことから、上に立つ。みたいな感覚に職員もなり、それが蔓延化し、しいては『虐待』にも繋がる可能性も高く、(実際に虐待は、日本中で起きているので、虐待ニュースがあとをたたない)そういうエビデンスも出ています。
『虐待』だけに関わらず、私どものホームは、職員も利用者さんも全ての関係性を【家族】という意識を強く持ち、血の繋がり以上に、【家族愛】を大切にしています。よって、「先生」という概念はありません。
実際に、利用者さん達からは、自然発生的に、「お父さん」であったり、「??さん」という言い方が身に付いています。
過去に、様々な事情があり、口にするのもおぞましい位の体験をし、傷付いた人達が、私どものグループホームに来て戴いています。ですので、少しでも本当の【家族】になれるよう、日々努力しております。